『フットボールネーション』大武ユキ
物語は女性カメラマン・緒形紫が、草サッカーチーム「東京クルセイド」の取材に向かうところから始まる。その時点ではまだ沖千尋は草サッカーチームの助っ人として活躍していた。その沖をチームに招く東京クルセイドの監督高橋。
この高橋のサッカーだけでなくスポーツ選手のカラダと筋肉のメカニズム、体幹、スポーツ科学みたいな解説がものすごく面白い作品で、全てのスポーツをする人が読むべき漫画である。今、最も面白いサッカー漫画、いや、スポーツ漫画である。
▼ストーリー
「脚のきれいな選手求む!!」という奇妙な選手募集広告を出す東京クルセイドの取材に出かけた女性カメラマン・緒形紫は、そこで恐るべきサッカーセンスを持つ1人の少年・沖千尋に出会う。本気で天皇杯を獲りに行くと宣言する東京クルセイドの監督と、複雑な過去を持つ沖は互いに惹かれ合い、天皇杯本選に向けての道を歩み始めた。
▼連載
『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて2010年1号より連載。同年8号(第8話)には「第1部・完」「第2部に向け構想中」と書き添えられた。2011年5号(第9話)より連載再開。
▼受賞歴
なぜ何も無いのか理解に苦しむ。
▼単行本
既刊15巻(2021年7月現在)
▼作者
大武ユキ
神奈川県出身。
代表作『フットボールネーション』。
1990年から1993年までのペンネームは柴田文明