葬送のフリーレン

今イチオシの漫画『葬送のフリーレン』

「葬送のフリーレン」原作:山田鐘人(かねひと)、作画:アベツカサ

今読んでいる漫画の中で最も面白いマンガはこれだろう。『葬送のフリーレン』
この作品はとにかく世界観のスケールがデカくて舞台背景の設定もスゴイ。

主人公は魔法使いでエルフのフリーレン。物語は勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイター、魔法使いフリーレンのパーティが魔王を打ち倒し凱旋したところから始まる。
最初に勇者のパーティーが世界を救った事が大前提にあって成り立っている。
物語が始まってしばらく平和な時間が流れるが、第14話「言葉を話す魔物」から北側諸国グラナド伯爵領に入り展開が変わっていく構成も良い。ここから本当の魔族との闘いが始まる。この魔族の描き方がまたすごいのだ。

これは超大作になる作品だろう。いつか物語が終わったら、この物語が始まる前のヒンメルのパーティーの冒険も読んでみたいと思う。

▼ストーリー

魔王を倒して王都に凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンの勇者パーティ4人。10年間もの旅路を終え、感慨にふける彼らだが、1000年は軽く生きる長命種のエルフであるフリーレンにとっては、その旅はとても短いものであった。そして50年に一度降るという「半世紀エーラ流星」を見た4人は、次回もそれを見る約束をしてパーティを解散する。

50年後、すっかり年老いたヒンメルと再会したフリーレンは、ハイターやアイゼンとも連れ立って再び流星群を観賞する。その後にヒンメルは亡くなるも、彼の葬儀でフリーレンは自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。その悲しみに困惑した彼女は、人間を”知る”旅に出るのだった。

▼連載

2020年22・23合併号より『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載中

▼受賞歴

2020年 このマンガがすごい!2021 オトコ編 2位
2021年 全国書店員が選んだおすすめコミック2021 2位
出版社コミック担当が選んだおすすめコミック2021     3位
新刊マンガ大賞2021 Presented by 東京マンガレビュアーズ 2位
第1回 ebook japanマンガ大賞 2位
マンガ大賞2021 大賞
第25回手塚治虫文化賞 新生賞
第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞5位

▼単行本

2021年7月16日5巻発売

▼作者

原作:山田鐘人(かねひと)、作画:アベツカサ

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