漫画

『絶滅動物物語』第1話 ステラーカイギュウ

ビッグコミック16号から新連載が始まった。

『絶滅動物物語ー地上より永久に消え去った者へのレクイエムー』うすくらふみ 監修/今泉忠明(『ざんねんないきもの辞典』)

西暦1600年以降に絶滅した動物はー実に700種にのぼる。
現在は、6回目の「大絶滅」の時代と言われている。
以前の5回の大絶滅は、氷河期の到来、隕石の衝突等、気候変動による・・・

自然環境の激変や、生存競争に敗れたことが原因だった。

だが、現在の大絶滅は、人間が原因である。
家畜・ペットの導入や森林伐採による環境破壊。
そして何より、強欲による乱獲により、
多くの生物が地上から姿を消している。

冒頭にこう書かれて、最後には
「この太った人魚もそのうちのひとつだ」として始まる。

第1話は「ステラーカイギュウ」

カイギュウとはジュゴンやマナティの仲間が含まれるらしい。
ジュゴン目(ジュゴンもく)もしくは海牛目(かいぎゅうもく)は、海生哺乳動物の分類名。ジュゴンとマナティーの仲間が含まれる。現生種では2科4種のみの小さなグループである。wiki

ステラーカイギュウ(Hydrodamalis gigas)は、海牛目ジュゴン科ステラーカイギュウ属に分類される哺乳類。絶滅種。wiki

医師で博物学者のゲオルク・ヴィルヘルム・ステラー(1709~1746)の報告により、狩られ続けて、ステラーの発見から27年にして絶滅したという。

なんと皮肉な話しだろうか。そして、たった27年で絶滅にまで追い込むとは、なんと業の深いことか。

ステラーカイギュウ

海牛目 ジュゴン科
北太平洋、特にベーリング海に分布

1768年 絶滅

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